触れて感じる霊キュンラブ♡『釘井浄には、部長の×××が視えるらしい。』は、
取り憑かれお人好し上司×無自覚Hな除霊テク持ち部下が織り成すラブコメBL作品です。
「とにかく受けが可愛い！」「推せる！」と話題の今作。
待望の単行本発売を記念して、作者・星倉ぞぞ先生へ直撃インタビューしました♪

今回のインタビュアーは担当編集のMです。
早速ですが、今作のご紹介をお願いします。

取り憑かれ体質な上司の藁垣さんとHな除霊テクを持つ部下の釘井くんが繰り広げる霊キュンラブコメ作品です。

それぞれのキャラクターについても、ご紹介をお願いします。

藁垣さんは年上攻めですが、ちょっぴり情けない雰囲気の人を描きたくて。
部下から慕われるイケメン部長だけど、ジェネレーションギャップに悩んだりとカッコ良すぎない「普通な人」をチャームポイントにしたキャラです。
対する受けの釘井くんは、「自分だけが分かる可愛さ」をたくさん詰め込んだキャラです。
パッと見では伝わりにくいですが、読んでいくうちにだんだんと釘井くんの可愛さに気づいてもらえたら良いなと思います。

釘井くんといえば大きく澄んだ瞳が魅力ですが、
第1話の登場シーンでは、あえて前髪で隠していましたよね。

後半でより印象的に見えるよう、冒頭はこだわって描きました。
釘井くんはビジュアル面でいうと、瞳以外は個性がない方が良いと思っていて。
ラノベの平凡な主人公みたいに、わざと存在感を消すようにしています。

その他にも、キャラクターのこだわりポイントはありますか？

その人だけが持っている癖を作るのが好きで。
今作では、二人ともそれぞれ推しのキャラクターがいるのがポイントですね。

ウサップコーンとおばけぐま、ですね！
ちなみに、どんなイメージでそれぞれの推しキャラをお作りになりましたか？

ウサップコーンは、とても癒される見た目だけど、いざとなったらムキムキな筋肉で力強く守ってくれそうなイメージで、ギャップが魅力のキャラクターです。
藁垣さんの中では、釘井くんとリンクする部分もあるんじゃないかなと思います。

おばけぐまは、オバケだからこその悲しいバックグラウンドがあるのですが、
そういうところに釘井くんが共鳴して好きになっていたら良いなと思いますね。

推しキャラのお話は単行本のカバー下にも収録されているので、ぜひご覧ください！
藁垣さんと釘井くんの本人たちにもこだわりポイントはありますか？

藁垣さんは、友達みたいな感覚になってもらえたら良いなと思います。
ホラーシーンで普通に驚いたり、愚痴もあれば疲れもする人なので、読者の皆さんに親近感を持ってもらえたら嬉しいです。

人間味が魅力とのことですが、その中でも星倉先生的 My favorite “攻”垣様を教えていただけますか？

最終話の、すごく爽やかに朝食を作ってくれているシーンですかね。
決してモテない人ではないので、きっとこれが本来の姿なんだろうなって思います。

あと、藁垣さんはものすごく暗かったり、かと思えば急に爽やかだったりとテンションの差が激しくて（笑）
そんなちょっぴり可哀想な部分も楽しんで見ていただけたら嬉しいです。

釘井くんについてはいかがでしょうか？

意外と脳筋なところですかね。
考える前に体が動くし、力技で解決させようとする感覚派で、
それが彼の不思議でHな除霊テクとも関係してくるポイントになります。

釘井くんは言葉も率直で、てらいがないので、
もし二人が口喧嘩をしたら藁垣さんは絶対に勝てないと思います（笑）

続きまして、今作の重要な脇役である淀橋くんについてもお伺いできればと思います。

淀橋くんは、藁垣さんとは本当に対照的なキャラで。
幽霊も信じていないし、何なら生きているだけで除霊できちゃうし（笑）
良い意味で人のことを考えていないせいか、想像していたよりもたくさん活躍してくれて有り難かったです。

淀橋くんも含め、キャラ同士の会話がとても印象深かったです。
その辺りの制作秘話はありますか？

1コマでも登場したからには印象的な一言をしゃべらせよう、とか…？
むしろ、淀橋くんは私の中でキャラ設定ができあがり過ぎていて、しゃべらせないようにするのが大変でした（笑）

星倉先生は、キャラクター先行型と言いますか、キャラが生まれると自由にしゃべり出すタイプですか？

そっちの方が多いと思いますし、作業もスムーズですね。
私が頭を使ってキャラを動かさなくちゃいけないシーンになると、途端に原稿が遅くなります（笑）

続きまして、お気に入りのシーンについて教えてください。

私のお気に入りシーンというよりは、
むしろ読者さんの「釘井くんが可愛く見えたポイント」を教えてほしいです。
私自身は、釘井くん超可愛い～！と思いながら描いているので、推しについて語り合うように皆さんとも共鳴したいです。

個人的には、第2話の落武者な釘井くんがツボでした。

落武者な釘井くんは私もお気に入りで、上手に描けたな！って大満足でした。
自分の家の前にカボチャを引きずった人が実際にいたら怖いですよね（笑）

他にも、藁垣さんのお気に入りシーンや見どころはありますか？

酔っ払うとご機嫌になるところは、藁垣さんの素敵ポイントだと思います。
私自身はお酒はあまり強くはなくて、酔っ払うと楽しくなっちゃうタイプで。
藁垣さんみたいに人に絡む訳ではなく、ずーっと歌って踊って笑って飲み続けて、次の日に全く動けなくなります（笑）
なので、年に数回、安全なところで飲むくらいですね。
藁垣さんの絡み酒のシーンは、
部下に悩まされながらも決して彼らが嫌いな訳ではなく、
みんなに優しい彼の良いところが出たかなと思います。
私自身も藁垣さんのそういうところが好きです。

続いて、今作を制作する上で苦労された点はありますか？

藁垣さんと釘井くんの関係性が、段階を踏んで少しずつ進展していくのを描くのには苦労しました。
連載当初から担当さんにも色々とご相談させていただいて、アドバイスをもらえてすごく助かりました。
読む人によっては、じれったく感じるかもしれませんが、
私自身は「ああ～！もうっ！」って、心臓がくすぐったくなるようなジレジレ感が大好きなので（笑）
苦労しながらも、とても楽しく描けたと思います。

近付いたり離れたり、自分の気持ちに理由や言い訳を並べ出したら、それはもう恋ですからね！

名言が出ましたね！（笑）
他にも、ご執筆中にあった思い出深いエピソードはありますか？

連載が始まってすぐの頃に、読者の方がウサップコーンとおばけぐまの手作りのぬいぐるみを贈ってくださって。
ずっと飾って、眺めながらニコニコと原稿作業を進めていました。
自分が描いたキャラクターが実在している！と、本当に嬉しかったです。

今回の単行本発売に併せて、盛りだくさんな特典についても教えてください！

とらのあなさんの特典は、私の性癖の塊です（笑）
コスプレをテーマにしたエピソードですが、特に最後のコマがお気に入りですね。
コミックシーモアさんの特典はラブラブ度が高めの正統派。
藁垣さんを深掘りしたい方には、釘井くん目線で描かれたコミコミスタジオさんがオススメです！
反対に、ホーリンラブブックスさんでは釘井くんの好きなところを惚気る藁垣さんが見られます。
ちょっとエッチで怖いのがアニメイトさんの特典です（笑）
藁垣さんの攻めっぷりを見たい方には、ぜひ読んでいただきたいですね。

総じて本編よりもラブ度は高めに仕上がっていますので、特典も楽しんでいただけたら嬉しいです！

では最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。

『釘井浄には、部長の×××が視えるらしい。』を読んでくださって、本当にありがとうございます。
これから作品を読む方や、私の他の作品を読んできた方にも新鮮に感じてもらえる内容となっていますので、
霊キュンラブコメにピンと来たらぜひ読んでみてください！
そして、私の好きをたっぷりと詰め込んだ釘井くんにギャップ萌えをしながら、作品をお楽しみください♪

星倉ぞぞ先生、ありがとうございました！
キャラへのこだわりを知ってから読めば、
また新たな魅力が視えてくるかも…？
皆さんの推しポイントをぜひお聞かせくださいね！

☆作品はこちら↓

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