大好評連載中！『お酒によわい安藤さん』は、
常に無表情だけれどお酒に酔うとエロ可愛くなってしまう同期・安藤さんと、
そんな彼の笑顔を引き出そうと頑張る菊池くんの恋模様を描いたラブコメBL作品です。
「安藤さんのギャップに萌える！」「笑いが止まらなかった！」と話題の本作。
作者・瀬戸うみこ先生にキャラクターや作品づくりについて、お話をお伺いしました。

今回のインタビュアーは、担当編集のSです。
まずは、瀬戸先生が漫画家になったきっかけを教えてください。

昔から絵を描くのは好きで、主にイラストを描いていたのですが、
大学を卒業して就職した会社がいわゆるブラック企業で……。
絵を描く時間が全くなくなり、一時期は創作活動から離れてしまっていました。

その後、退職して地元に帰り、無事にホワイト企業に就職。
ようやく時間ができたので、同人活動をスタートし、
仕事をしながら毎月同人誌を制作・発行していました。
その同人誌を見て、担当編集の方からお声がけをいただき、商業漫画家デビューを果たしました。

続いて、連載中の『お酒によわい安藤さん』について、お話を伺いたいと思います。
本作でお気に入りのキャラクターを教えてください。

攻めの菊池くんも、受けの安藤さんも、二人とも同じくらいお気に入りのキャラクターです！

ちなみに、瀬戸先生が「自分と似ているな」と感じるのは、
菊池くんと安藤さんのどちらでしょうか？

多分、菊池くんだと思います。
基本的には素直で、思っていることが表情や態度に表れやすいところは似た部分があるなと思います。

描いていて動かしやすいのも、やはり菊池くんでしょうか？

そうですね。菊池くんは勝手にしゃべり続けてくれるので動かしやすいです。
けれど、動かしやすさで言えば、安藤さんも困ることはほとんどありません。
会話の掛け合いを含め、二人とも勝手に動いてくれるキャラクターなので、制作中は非常にありがたいです。

そんな菊池くんや安藤さんを描く上で、こだわっているポイントはありますか？

キャラクターを描くときは、その人物が「そこにいる感」を出せるように、自然体を意識して描いています。
作画面はもちろんですが、セリフひとつひとつも自然な流れになるよう心がけています。

セリフ部分の写植がきっちり四角く収まるようにするのも、私なりのこだわりポイントです。
例えば、第2話の13ページにある菊池くんのセリフですね。
改行と言い回しを工夫して、いかに四角く出来るかこだわっています。
四角く綺麗にまとまると嬉しいんですよね。

本作で描いていて楽しかったシーンを教えてください。

菊池くんの、「なんて？」とか、「おやぁ？」「どっしぇ～！」といった、
一言と表情がセットになったコマです。
私は、ああいったコマを「菊池くんスタンプ」と読んでいるのですが（笑）、
表情の描き分けだったり、インパクトのある一言セリフだったりが描いていてとても楽しいです。

「菊池くんスタンプ」のコマは、コメディ要素満載ですよね！
そのほか、ラブコメ作品を描くにあたり意識していることはありますか？

実は、私自身は「ラブコメ作品を描いている」という意識はそこまでなくて。
第1話の「俺のち◯ちん挿れてみます？」も、
私的にはすごくロマンチックなシーンだと思って描いていたのですが……、
読んだ人たちからはとても驚かれました。

ラブコメを意識している訳ではありませんが、強いて言うならば、
菊池くんと安藤さんのキャラクター性と、あとは4コマ漫画の要領で作品を制作しているから、
ラブコメとして成立しているのかもしれません。

私は4コマ漫画のように1ページの中に起承転結のある構成が好きで、
本作でもページ最後のコマがオチになる、もしくは、
次の展開が気になるようなコマを最後に持ってくるように意識しています。
先ほどお話した写植と同じで、小さなこだわりポイントではありますが、
こういった構成がコメディ要素につながっているのかなと思います。

続いて、瀬戸先生のプライベートにも迫っていきたいと思います！
作品づくりに行き詰まったときは、どんな風に過ごしていますか？

行き詰まったときは、大抵は睡眠が足りていないときなので、まずはぐっすりと寝ます。

あとは、カルディやコストコに行くのも好きで、気分転換しによく行きます。
カルディは珍しい海外輸入雑貨がたくさんあって、店内を見て回るだけでも楽しくて元気になれます。
つい買ってしまうのは、季節ごとに販売される限定のバッグや可愛らしいお菓子缶です。
ノルディック系の雑貨が大好きなので、バッグや缶は置き場に困るくらい集めて過ごしています。

コストコは、フードコートで売っている「クォーターパウンド ホットドッグ」に最近どハマりしてしまっていて。
ボリューミーでお腹いっぱいになれる上にドリンクまで付いてあの安さは魅力的すぎますよね！
今も食べに行きたいです。

また、最近はクロスステッチに挑戦してみようと、ノルディック柄のキットを購入しました。
これから届くので、制作の合間の気分転換や趣味につながるかはまだ分かりませんが、すごく楽しみです！

最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします！

『お酒によわい安藤さん』を読んでくださって、本当にありがとうございます。
私は、酔っていない安藤さんと2人の安藤さんに揺れ動く菊池くんを描くのが、密かに楽しみなので、
読者の皆さんにもお楽しみいただけたらうれしいです
現在、『お酒によわい安藤さん』と『勇者にゾッコン一寸王子』の2作品を連載中なので、
進みが緩やかではありますが、これからも楽しんでもらえるように頑張って制作活動に打ち込みますので、
ぜひ応援をよろしくお願いします！

本作のこだわりポイントやプライベートなお話をたっぷりと語っていただきました。
瀬戸うみこ先生、ありがとうございました！
安藤さんのギャップに振り回されっぱなしの菊池くん。
ドタバタしながら少しずつ距離を縮めていく二人の今後に、ぜひご期待ください♪

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